あのね帳

文章の練習

ミュウの住処!?ポケモントレーナーよ、地球最後の秘境・ギアナ高地を目指せ!!【詳細な行き方ガイド付き】

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 ついに日本でもリリースされたPokemonGO。初代から XYまでほぼ全作プレイしているポケモンフリークスとしては、SNSの盛り上がりを見ているだけで嬉しくなってくる。小バエを捕まえるためのルアーモジュール(めんつゆトラップ)を設置するのに忙しくて、あまり遊べてはいないのだけど。

 

 PokemonGOの最大の魅力は、ポケモンの世界を実際に冒険しているような感覚を味わえることだと思う。子供の頃に持っていた、空想と現実をない混ぜにしたような物の見方。それを最新のAR技術によって取り戻すことができる。PokemonGOは大人が「ポケモンごっこ」を遊ぶためのツールなのだ。

 先日、仕事を辞めてポケモンマスターを目指す旅に出たトレーナーの話がニュースになっていた。なんて贅沢な「ごっこ遊び」だろうか。これを読んでいる皆さんの中にも、そうした生き方を心のどこかで羨ましいと感じてしまう人は少なくないと思う。 

 

 かくいうぼくも、ゲームのような冒険への憧れが捨てきれず、今年の頭に南米大陸一周旅行を達成したばかり。バックパックを背負って、鏡張りのウユニ塩湖やアマゾンのジャングルなど、様々な絶景を巡ってきた。

 一人旅というとアウトドアの極みのようで、ゲーマーからは最も遠い趣味に思えるかもしれない。けれど、それまでプレイしてきたゲームのBGMを聞きながら見知らぬ土地を歩いていると、本当にゲームの世界に入り込んだような感動を味わうことができる。

 

 そんなゲーマーならではの旅を楽しみ尽くしたぼくが、ポケモントレーナーの皆さんの冒険の舞台にぜひオススメしたい土地がある。それは、幻のポケモン・ミュウが発見された場所。「地球最後の秘境」と呼ばれるベネズエラギアナ高地だ。

 

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ギアナ高地 - Wikipedia

 

 テプイと呼ばれるテーブル状の山々には太古の自然が今でも残されており、クリスタルで出来た荒野や巨大な洞窟など、まるでファンタジーに登場するような夢の景色が広がっている。

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 もちろんミュウが発見されたってのはゲームの設定の話だ。昔のポケモン図鑑は世界観がハチャメチャで、実在の地名が度々登場していた。  

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かわいそうなインドぞう

 

 恐らくギアナにポケストップは存在しないし、そもそも拠点の町を一歩でも出れば電波も届かない。ポケモンを捕まえるには全くの不向きだ。けれど、もしかしたらデータじゃない本物のミュウに会えるかもしれないって考えたら、すっごくワクワクする。それに、侮蔑メガネことやくみつる氏の発言にも一つだけ共感できることがあって、自分の双眸で直接見渡す大自然の絶景は、確かに液晶に映る画像の何倍も美しくて、かけがえのない思い出になる。

 

 というわけでここからは、無責任にも、ギアナ高地の冒険のハウツーを紹介したい。

 

ギアナ高地ってどこにあるの?どうやって行くの? 

 ギアナ高地ツアーの拠点は、南米大陸北部の国ベネズエラ

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 まず初めに言っておくと、日数にしておよそ7〜14日。予算にしておよそ20万円くらいあれば、ギアナ高地の冒険は可能だ。

 ベネズエラへの直行便は無いから、アメリカやドバイを経由して向かうことになる。もちろん日本の旅行会社を使うのが一番簡単だけど、いかんせん料金が高いので、個人旅行で行くためにはどうすればいいのかを解説する。

 まずは、スカイスキャナー(https://www.skyscanner.jp)や、イーツアー(http://www.etour.co.jp/discount/sam/ve/)を使って、首都カラカスへの往復格安航空券を購入する。ちなみに、飛行機に乗っている時間だけで往復40時間くらいかかる。

 次は現地ツアーを組む。ギアナ高地は国立公園に指定されていて、ガイドの同行無しでは入ることができないからだ。ツアーには大きく2種類があって、一つはセスナとボートでエンジェルフォールと呼ばれる巨大な滝を見に行くツアー。もう一つは、テプイの一つであるロライマ山を徒歩で登るトレッキングツアーだ。前者は1泊2日から2泊3日、後者は5泊6日のツアーが多い。どちらもこのサイト(http://www.hike-venezuela.com/en/site-roraima.html)で予約することができる。後述するが、ベネズエラは通貨が不安定なので、日本からでもクレジットカードで支払いができるのはポイントが高い。上で紹介した旅行会社のツアーは、サンタ・エレナの町が拠点になっているので、空港のあるカラカスからサンタ・エレナへの航空券や宿泊先も一緒に手配してもらおう。(カラカスの治安はマジでやばいので、必ずバスではなく飛行機を使うこと。空港からも出ない方がいい)

 ぼくが参加したのはトレッキングツアー。最初の2日間はサバンナを歩いてロライマ山の麓を目指す。3日目にロライマ山を登り、4日目は山頂を散策。最後の2日間でサンタ・エレナまで帰ってくるという内容だ。この行程はどのツアー会社もほとんど変わらない。食料やテントはポーターの人が持ってくれるので、自分は着替えと寝袋だけ背負って歩けばいい。暑さと長さでかなりキツい旅路になるが、根暗野郎のぼくでもなんとかなったし、女性やおじいちゃんの参加者もたくさんいたので、体力の心配は要らない。必要なのは根性と勇気だけだ。余談だが、ゲームの主人公って大変なんだな・・・と、帰国してから遊ぶドラクエの勇者に無駄に感情移入できる。

 

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言語や通貨、治安について 

 ベネズエラ旅行のハードルを上げているのが言語・通貨・治安だ。まず言語だが、街中ではスペイン語以外は全く通じないと思った方がいい。そんなわけで、ガイドさんも英語が堪能という人は少ないから、自分の英語力を不安に思う必要は無い。中学レベルの英語が話せればなんとかなる。ただ、挨拶などの簡単なスペイン語は話せるようになっておこう。

 

 次に通貨と治安だが、これに関しては以前書いた別の記事を読んでもらいたい。

【南米旅行記9】vsベネズエラの悪徳警官 ドルを密輸して大金持ちになりたい話

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 大金持ちになって、夢の札束ライフを楽しもう。

  ベネズエラの情勢は、日に日に歪みを大きくしている。特に、首都カラカスの酷さは目を見張るものがある。以前は「夜間は絶対に出歩かないように」程度の注意喚起で済んでいたものが、外務省の海外安全ホームページでも、危険度が「不要不急の渡航中止」レベルに上がっている地域もある。サンタエレナは比較的治安も良く「十分注意」の範囲におさまってはいるが、危険であることに変わりは無い。ハンターハンター暗黒大陸にでも赴くつもりで、念入りなリスク管理の上で渡航するべきだ。「観光」ではなく「冒険」に行くのだと肝に銘じること。

 

 もしもこれを読んでギアナ高地へ行く気になったのであれば、もっと具体的なアドバイスができると思うので、twitterやコメント欄で気軽に相談してもらえればいくらでも答える。ただ、最初にも言ったが、何が起こっても責任は取れない。申し訳ないがご了承いただきたい。

 

最後に

 ぼくはゲームが大好きだ。けれど、やり込めばやり込むほど「自分は時間を無為に過ごしているんじゃないか?」と、ゲームをどこか冷めた目でみるようになってしまった。そんなぼくが、ゲームを再び心の底から楽しめるようになったのは旅のおかげだ。実際に世界を旅したことで、自宅にいながら冒険の感動を味わうことのできるゲームの素晴らしさを改めて感じることができた。旅にはコストがかかる。金銭的にも、時間的にも。決断するには大きな勇気がいるだろう。でも、今ならPokemonGOがあなたの背中を後押ししてくれる。旅に出よう。人生という壮大なタイトルの主人公はあなた自身なのだから。